ニューヨーク堂創業者松本兼松 ニューヨークにてシェフとして勤務

昭和12年ニューヨーク堂開業時の店舗
当店は、長崎の地で洋菓子とアイスクリームを作り始めて85年になります。
創業者は、松本兼松は大正元年17歳の頃にイギリスに渡り、一年後、アメリカに渡りました。23年間ニューヨークに在住しアメリカの大手自動車メーカーの会長の専属シェフとして勤め上げ、日本に39歳で帰国しました。
その当時の日本では、和食と和菓子が主流でしたが、洋食レストランを開業、そして「あの店の近くに行くと今までに嗅いだことのない甘くてとっても良い匂いがする・・・。」と評判になりました。
その後、まもなく統制の時代を経て、材料の手配も難しい中、お客様が来られる前に用意できるスイーツだけを作るようにし、今の洋菓子店として再開しました。
そして、現在は、その当時のレシピを守りながらも、材料・素材はこだわりをもって選び、季節によって配合を変える事など、洋菓子職人の技を生かして手作りにこだわって多くのお客様にご愛顧いただいております。

アメリカのホームメイドのスイーツのお店「ニューヨーク堂」の名前は創業者の23年間に及ぶアメリカでの修行時代に由来しております。